夢真:この前ボクと館長が街に出かけるために電車に乗ってたんだ。
車内は結構込み合っていたから、館長はボクの膝の上に座らせてたんだ。
駅に着いたとき、70才代のおばあちゃんが乗ってきたんだけど、空いてる席がないんだよね。
ボクと館長は立ち上がって席を譲ろうとしたとき…30才代のいかにも
元ヤン的な女性が、ダッシュでおばあちゃんを押し退けて近付いてきて、席に座ってきたんだ。
あまりの素早さに、ボクもおばあちゃんも周りの人もビックリ。
女性はおばあちゃんに譲るために、空いた席だと分かっているはずなのに、しらんぷり。
イラッときたもんだから、これは一言、言わなくちゃ…と思っていると、館長が。
遥「ここは、あのお婆ちゃまのお席だよ。おばちゃんも少しお婆ちゃまだけど、
もっとお婆ちゃまがいるからね。お爺ちゃまとお婆ちゃまには、お席を譲りましょうって、しまじろうが言ってたよ。分かる?おばちゃん。」
顔を赤くしながら、必死で言う館長。
言われた女性は、バツが悪そうにそそくさと別車両に、うつっていった。
その後、おばあちゃんからは、ありがとうと頭を撫でてもらい、周りの人達からは しっかりした子ねと褒めてもらい、静かにドヤ顔している館長でした。
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